2017年3月下旬、ハワイ・ホノルルのあるホテルで、一人の日本人旅行者がチェックアウトカウンターに立っていました。
楽しかったはずの海外旅行の最後の日。あとは日本へ帰るだけ――誰もがそう思っていた瞬間でした。
しかし、ホテルスタッフから告げられた言葉は、旅行者を凍りつかせました。
「宿泊料金のお支払いが確認できておりません」
旅行者は困惑しました。
ホテル代は日本を出発する前に、旅行会社へ全額支払っている。領収書もある。なぜ、もう一度払わなければならないのか。
ところが、同じような出来事はホノルルだけではありませんでした。
日本総領事館には、海外各地から同じ相談が次々と寄せられていました。
「支払ったはずのホテル代を現地で請求された」
「帰国便の予約が確認できない」
「旅行会社と連絡が取れない」
旅行者たちが申し込んでいた会社の名前は、株式会社てるみくらぶ。
格安海外旅行で一時代を築いた会社でした。
しかし、その会社は突然消えようとしていました。
世界38の国と地域にいた約3000人もの旅行者が、異国の地で取り残されることになったのです。
これは、一つの旅行会社が崩壊していくまでの記録です。
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物語は約20年前にさかのぼります。
1990年代、日本では海外旅行ブームが広がっていました。
当時、空を飛んでいたのは400人、500人を乗せる大型ジャンボ機。
航空会社にとって大きな問題がありました。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=EPauPgxIzpI,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]