「初期費用は合計27万円ほどです。こちらが契約のパックになります」
ほぼ初めて賃貸を借りる私は、不動産会社から渡された見積書を見て固まった。
敷金・礼金は0円。
それなのに、契約一時金の小計は251,290円。別途、住宅総合保険が22,000円かかるという。
内訳を見ると、室内消毒代24,200円、賃貸住宅修理サポート13,200円、ゴキブリ防除代24,200円、排水管クリーニング代24,200円。
さらに、スマートロック設定費16,500円と初回保証委託料74,190円、仲介手数料74,800円まで並んでいた。
「この消毒や防除は外せますか?」
私が尋ねると、担当者は即答した。
「皆さん付けています。基本的には必須ですね」
“皆さん付けている”と“契約上の必須”は同じではない。
違和感を覚えた私は、その場で署名せず、見積書を持ち帰った。
帰宅後、管理会社にも確認し、契約書と重要事項説明書の案を1項目ずつ読み直した。
すると、保証会社と火災保険の利用は条件に書かれていたが、消毒、防虫、排水管清掃、修理サポートについては、必須とする記載が見当たらなかった。
翌日、私は再び店を訪れた。
「この4項目が必須だと分かる契約条項を見せてください」
担当者は書類を何度もめくったが、該当箇所を示せなかった。
「おすすめのサービスという意味です」
昨日とは説明が変わっていた。
私は室内消毒代、修理サポート、ゴキブリ防除代、排水管クリーニング代の合計85,800円を外してほしいと伝えた。
さらに仲介手数料について、借主が賃料1.
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