責任者はカウンター横の相談室へ私を案内した。
机の上には、今回の処方箋、薬局に残っている調剤記録、過去6か月分の履歴が並べられた。
「まず、こちらの異物について確認させてください」
袋を開封せずにライトへ透かすと、白い顆粒の中に輪状の異物がはっきり見えた。
責任者は別の薬剤師を呼び、製造番号と分包した時間を読み上げた。
「輪ゴムに見えますが、現時点では断定できません。分包機の部品なのか、作業中に混入した物なのかを調査します」
私は数か月前の件について尋ねた。
「前回、2倍入っていたことは記録に残っていますか?」
責任者は画面を確認した後、表情を曇らせた。
記録には「患者申し出により再確認、修正」とだけ書かれ、何をどれだけ間違えたのか詳しい内容が残されていなかった。
「私はあの場で、医師の指示より多いと伝えましたよね」
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