ヒラメとは?砂に潜む高級魚の生態と、初心者でも狙いやすい釣り方
ヒラメは、美味しさでも釣りの面白さでも、多くの釣り人を惹きつける人気魚である。
刺身にすれば上品な甘みがあり、縁側は高級寿司ネタとしても知られる。しかも、ただ美味しいだけではない。砂の中に身を隠し、目の前を通る小魚を一瞬で襲うその姿は、まさに海底のハンターと呼ぶにふさわしい。
分類はカレイ目ヒラメ科ヒラメ属。日本各地の沿岸に生息し、水深20mから200m前後の砂地や泥底を好む。日中は海底の砂に体を潜らせ、顔だけを出してじっと待つ。体色を周囲の砂や岩に合わせて変化させるため、海底にいる姿を見分けるのは簡単ではない。
ヒラメの大きな特徴は、口が大きく鋭い歯が並んでいることだ。小魚を見つけると、大きな尾ビレで海底を蹴り、一気に飛び上がって襲いかかる。噛みついた後は、獲物の向きを整え、頭から飲み込もうとする。そのため、エサ釣りでは「ヒラメ40」という言葉がある。
これは、アタリがあってもすぐに合わせず、40秒ほど待つという意味だ。ヒラメはエサを一気に丸飲みするとは限らない。
最初に噛み、向きを変え、ゆっくり飲み込むことがある。ここで焦って合わせると、針が掛からずにすっぽ抜けてしまう。ヒラメ釣りで一番大切なのは、実は冷静に待つことなのである。
ヒラメは岸からでもほぼ一年中狙える魚だが、特に釣りやすいのは春と秋だ。適水温はおおよそ12度から25度。春から初夏にかけては繁殖期となり、浅場へ寄ってくる個体も増える。
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