
――不安でいっぱいだった私たちに届いた、一枚の紙
夜になると、どうしても神経が張りつめてしまう。
理由はひとつ。
まだ生まれて間もない、うちの赤ちゃんだ。
少しでも目を離すと泣く。
抱っこしても泣く。
やっと寝たと思ったら、また泣く。
時計を見ると、深夜2時。
そのたびに、私たち夫婦は顔を見合わせてしまう。
「……大丈夫かな」
言葉に出さなくても、考えていることは同じだった。
――この泣き声、隣の人に迷惑じゃないだろうか。
壁は薄くない。
でも、夜の静けさの中では、赤ちゃんの声は思った以上に響く。
集合住宅に住んでいる以上、それが一番の不安だった。
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