「お父さん、お母さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
そう笑顔で挨拶した私に返ってきたのは、沈黙だった。
夫の雅彦も、義父も義母も、まるで私など存在していないかのように無視を続ける。
その日から、すでに二年が経っていた。
始まりは、結婚してわずか三日目の正月だった。
私はアリサ。高校生の頃、交通事故で下半身不随となり、それ以来車椅子で生活している。
事故前の私は運動が大好きで、友人にも恵まれた明るい少女だった。しかし、事故を境に自信を失い、人との関わりを避けるようになっていた。
そんな私を変えてくれたのが、夫の雅彦だった。
彼は市議会議員として初当選したばかりで、祝賀会の場で私と出会った。
「あなたのように不自由な生活を送る方が暮らしやすい街を作りたい。それだけではなく、僕自身があなたを支えたいんです」
そう真剣な目で告げる雅彦の言葉を、私は信じた。
車椅子の私でも愛してくれる人がいる。
そう思えた私は、彼との結婚を決意した。
しかし、幸せな時間は長く続かなかった。
結婚後初めて迎えた正月の朝。
私は隣で眠る雅彦に、起き上がる手助けをお願いした。
すると彼は、大きなため息をついた。
「起きるくらい自分でしろよ。まったく……」
今まで優しかった彼とは別人のようだった。
戸惑いながらも、私は気を取り直して新年の挨拶をした。
「雅彦さん。今年もよろしくお願いします」
しかし、彼は何も答えなかった。
嫌な予感を抱えたまま食卓へ向かうと、さらに信じられない光景が待っていた。
義父にも義母にも挨拶をしたが、二人は完全に無視。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=wy8hc1y-YaU,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]