息子の七五三――母親として、一生忘れられない大切な一日にするはずだった。
私は朝から着付けやヘアセットを整え、息子の晴れ姿を見ることを心から楽しみにしていた。家族みんなで写真を撮り、成長を喜び合う。そんな温かな時間になると思っていた。
しかし、その日、私を待っていたのは想像もしなかった屈辱だった。
撮影場所に到着すると、夫と義母の隣には見覚えのある女性が立っていた。
「栄子ちゃんも来てくれたのよ」
義母が当然のように紹介したのは、夫の幼馴染である栄子だった。
「どうして栄子さんがここに?」
私が戸惑って尋ねると、義母は笑顔で答えた。
「何を言っているの?栄子ちゃんはもう家族同然なのよ。せっかくだから七五三の写真にも入ってもらうわ」
その言葉に違和感を覚えた。
七五三は息子の成長を祝う家族の記念日だ。夫婦と子どもの写真に、夫の幼馴染が入ることなど普通ではない。
それなのに夫は何も言わなかった。
むしろ、栄子がいることを当然のように受け入れていた。
そして撮影が始まった瞬間、私は耳を疑う言葉を聞くことになる。
「まずは家族写真から撮りましょう。栄子ちゃんも真ん中に入って」
カメラマンが声をかけた。
私は息子の隣に立とうとした。
その瞬間、義母が冷たい声で言った。
「あなたは少し外れていてくれる?」
「え……?」
意味が理解できなかった。
「私も息子の母親です。家族写真ですよね?」
すると夫は平然と答えた。
「栄子は昔からうちの家族みたいなものだから」
義母も続ける。
「そうよ。栄子ちゃんは娘みたいな存在なの」
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=XIXTY_m1geI,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]