私は、心から幸せな結婚生活を夢見ていた。
長い交際期間を経て、ようやく迎える結婚式の日。これから先、彼と一緒に穏やかな人生を歩んでいけると思っていた。
彼と出会った頃の印象は、とても優しく、仕事にも真面目な人だった。
有名企業に勤め、上司からも信頼され、大きな仕事を任されることも多かった彼。デートのたびに仕事の話をする姿は、自信に満ちていて、私はそんな彼を尊敬していた。
ただ、一つだけ気になるところがあった。
彼はお酒が入ると、急に態度が大きくなる人だった。
「今の上司はやっと俺の実力を理解してくれる人なんだ」
「今までの上司なんて、俺の才能を分からない人ばかりだった」
そんな話を何度も聞いた。
努力していることは分かっていた。でも、誰かを見下したり、他人を悪く言ったりする彼の姿を見るたびに、私は少しずつ違和感を覚えていた。
私は二十代前半に大きな手術を経験し、その後は外で働くことが難しくなった。そこで在宅ワークを始め、最初は苦労しながらも、少しずつ仕事を軌道に乗せていった。
彼にはそのことも話していた。
しかし、彼は「在宅ワーク」という言葉を軽く考えていたようだった。
「家でできる仕事なんて、そんなに大変じゃないだろ」
そんな雰囲気を感じることもあった。
それでも私は、彼の良い部分を信じていた。
交際四年目、私が二十九歳になった頃、彼からプロポーズされた。
「そろそろ俺たちも結婚しないか?」
嬉しかった。
けれど、その直後に彼が放った言葉に、少し胸が痛んだ。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IT9GjBd5sA8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]