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下校途中、女子高生は突然お腹の痛みに襲われ、近くの駅のトイレに駆け込んだ。急いでトイレの扉を開けると、思いのほか長い行列ができていることに気づいた。並んでいる人たちをよく見ると、2番目と3番目の個室にだけ人が並んでおり、(続)
2025/11/30

下校途中、女子高生は突然お腹の痛みに襲われ、近くの駅のトイレに駆け込んだ。急いでトイレの扉を開けると、思いのほか長い行列ができていることに気づいた。並んでいる人たちをよく見ると、2番目と3番目の個室にだけ人が並んでおり、1番目の個室は誰もいなかった。

「もしかして、汚いのかな?」女子高生は少し躊躇したものの、どうしても耐えられない痛みに耐えきれず、思い切ってその個室のドアを開けてみた。

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予想に反して、個室は思ったよりも綺麗だった。「ラッキー」と心の中でつぶやきながら、女子高生はそのまま中に入って扉を閉めた。ついにトイレの席に座ると、目の前の壁にたくさんの落書きが並んでいるのが目に入った。それらは、どれも似たような内容で、少し不適切なものもあったが、女子高生は面白半分にそれらを見ていた。

「友達の彼氏と同じ名前だ」「実の兄と同じことしてる…」そんな内容の落書きが並ぶ中、女子高生は思わず笑ってしまった。「こんなところにも、こんな話を書いちゃうんだな」と思いながらも、目を引いた最後の一行に気づいてしまった。

それは、他の落書きとは少し違って、明らかに新しい文字で書かれていた。

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最後の一行にはこう書かれていた。

「続きは隣の個室でどうぞ。」

女子高生は一瞬、冷や汗が背筋を伝った。まさかこんな場所で、こんな言葉を目にすることになるとは思ってもみなかった。トイレの中での予想外の出来事に、彼女はしばらくその場所から動けなかった。心臓がドキドキと激しく音を立てているのを感じながら、彼女は隣の個室に目を向けた…。

次に起こることは、彼女が予想していたものではなかった。

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