私は70歳の田村正尾です。5年前、定年退職を迎え、退職金2000万円を受け取りました。退職後の生活に備えて、このお金を使うことなく銀行に預け、じっと貯めておくことにしました。当時は、それが最良の選択だと思っていたのです。
当時の私は、老後の生活が安定することを最優先に考え、無駄遣いを避けるために、退職金をなるべく手をつけずに保管しておこうと決めました。
「老後のために貯金をしっかりと確保しておくべきだ」と信じていたのです。家族からは「使わないなら、少しは旅行でも行けば?」などと勧められたこともありましたが、私はそれを断り、貯金を優先しました。

5年が経ち、今振り返ってみると、あの時の選択が正しかったのかどうかはわかりません。確かに、退職金を使わずに貯めておいたおかげで、今は少し余裕を持って生活できているのは事実です。月々の生活費には困ることなく、また医療費や急な支出にも対応できる状態にはなっています。
しかし、貯金があっても心から満足できるわけではありません。
実際、私はあの頃の自分に対して後悔の気持ちを抱いています。退職金を使うことなく貯めておいたことが、必ずしも良い結果を生むとは限らないということを、今になって強く感じているのです。もちろん、老後に備えておくことは大切なことですが、過度に貯金に固執するあまり、人生の楽しみを見失っていたように思います。
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引用元:https://www.youtube.com/shorts/c6V19EP3oWQ,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]