武器輸出をめぐる国会質疑で、空気が一気に変わった瞬間があった。
質問に立ったのは、日本共産党の山添拓氏。
冒頭では、米国とイランをめぐる情勢、ホルムズ海峡の安全、そして日本外交の対応について、茂木外務大臣に認識をただした。
山添氏は、米国の行動が戦争終結の妨げになっているのではないかと追及する。
これに対し、茂木大臣は、米国とイランの対立は長年にわたるものであり、日本としてはどちらか一方の肩を持つのではなく、協議の再開と最終的な合意を強く期待していると説明した。
さらに、日本も米国、イラン、そして関係国の外交努力を後押ししながら、事態の沈静化に向けて働きかけていくと述べた。
ここまでは、重い国際情勢をめぐる真剣な質疑だった。
しかし、場面が変わる。
山添氏は次に、政府が閣議決定した防衛装備移転、いわゆる武器輸出の見直しについて追及した。
「殺傷兵器の輸出を制限してきた枠組みを撤廃するのは、戦後日本の平和国家としての歩みを根本から覆すものではないか」
そういう趣旨で、小泉防衛大臣に迫った。
山添氏は朝日新聞の世論調査を示し、全面解禁に賛成が25%、反対が67%だったとして、世論を無視するのかと問いただした。
ここで小泉大臣は、別の調査にも触れた。
読売新聞の調査では賛否がより接近しており、現役世代では賛成が多い傾向もあると説明した。
そして、ひとつひとつの世論調査に過度に左右されるのではなく、政策の意義を丁寧に説明していく必要があると述べた。
その流れで、小泉大臣がこう切り出した。
「今回、山添さんはミサイルを例に出されますが、共産党さん、ミサイルが大好きなので……」
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