「恐縮です」 その一言とともに現場へ飛び込み、芸能人の表情ひとつ、沈黙ひとつから真実を拾い上げようとした男がいた。芸能リポーター・梨元勝。ワイドショー全盛期を知る人にとって、彼の名は芸能報道そのものだった。 だが、その晩年は決して華やかなものではなかった。彼が最後までこだわったのは、大手芸能事務所、とりわけジャニーズ事務所に対する“忖度なき取材”だったと言われている。
梨元は、東京都中野区に生まれ、埼玉で育った。法政大学を卒業後、講談社の女性誌記者を経て、芸能リポーターの世界へ入った。きっかけは偶然に近かったが、彼は後にこの仕事を「天職」と語るほど、現場にのめり込んでいく。 最初から敏腕だったわけではない。スクープを逃し、他の記者に先を越されることも多かった。それでも彼は諦めなかった。待ち、聞き、食い下がる。相手が大物であろうと、タブーであろうと、マイクを向ける姿勢は変えなかった。 やがて梨元は、テレビ朝日系のワイドショーを中心に欠かせない存在となる。芸能人の結婚、離婚、不倫、事件。視聴者が知りたいことを、彼は迷わず口にした。 しかし、その姿勢は時にテレビ局にとって危険でもあった。
特にジャニーズ関連の話題になると、局側は慎重になった。所属タレントの不祥事や疑惑をどこまで扱うのか。大手事務所との関係を壊したくない局と、「特別扱いはおかしい」とする梨元の間には、何度も衝突があったとされる。 実際、番組側から「その話題には触れないでほしい」と求められた際、梨元は激怒し、自ら降板を決めたこともあったという。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=RW83WPS1Jfc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]