ある夜勤のこと~深夜一時、
私はある男性患者の包帯交換に向かった。
病室に入る前、
病棟の看護師が忠告してくれた:
「この患者さん、態度がすごく悪いから、気をつけてね。」
病室に入るとすぐ、
濃厚な傷口の嫌な臭いが鼻を突いた。
患者のシーツは、傷口からの滲出液でびっしょり濡れていた。
患者はベッドの端で丸まり、布団で頭を覆って寝ていた。
私は優しく声をかけた:「そんなふうに寝て、苦しくないですか?」
彼の両脚はひどくむくみ、滲出液が止まらず、
パンツがほとんど脱げないほど腫れ上がっていた。
私は心の中で疑問が湧いた~
これほど広範囲の傷口、普段はどうやって手当てしているのだろう?
まずパンツを脱いでもらおうとすると、
彼は言った:「脱げない! はさみで切ってくれ!」
私は尋ねた:「他にパンツはありますか? ご家族の方に持ってきてもらいましょうか?」
彼は冷たく言った:「ない! 一人暮らしで、家族もいない!」
私は少し沈黙し、それ以上は聞かず、
ただゆっくりと彼のパンツを脱がせた。
そして、滲出液で汚れたそのパンツを持って浴室へ向かった。
お湯をかけると、洗い桶の水が瞬く間に深い黄色に変わり、
耐えがたいほどの刺激臭がした。
内心の不快感をこらえ、一気に四回も洗い、
ようやくきれいになり、傍らに干した。
その瞬間、私はふと心から自分を褒めたくなった。
臨床でこれほど長く働いてきて、患者さんのパンツを洗ったことなどなかった――
結局のところ、それは私の仕事の範囲外なのだから。
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