産婦人科の待合室で、私は半年前に離婚した元夫・秀治の姿を見た。
正確には、私は気づかなかった。
先に私を見つけたのは向こうだった。
病院を出て少し経った頃、スマホに秀治からメッセージが届いた。
「なんで不妊のお前が産婦人科にいるんだよ」
その一文を見た瞬間、指先が冷たくなった。
離婚の時、秀治は私に「子供を産めない女に価値はない」と吐き捨てた。
当時の私は、あまりの言葉に何も言い返せず、ただ自分を責めて泣いていた。
けれど今の私は違う。
私はすでに幸弘と再婚し、お腹には新しい命が宿っていた。
それなのに秀治は、私の事情も聞かずに続けた。
「まさか俺の子じゃないよな?俺は再婚して、嫁の理香が妊娠してる。認知なんかしないぞ」
私は画面を見つめたまま、深く息を吐いた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=YDj56jhw8Os,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]