病院のベッドの上で、私は信じられない話を聞かされていた。
入院している私のもとへ突然やってきた義母・町子さんは、心配するどころか満面の笑みを浮かべていた。
「はるかさん、余命宣告されたんですってね。大変だったわね。でも安心して。あなたのことはもう心配しなくていいから」
その言葉に、私は違和感を覚えた。
「……お義母さん、余命宣告って何の話ですか? 私は検査のために入院しているだけですが」
すると町子さんは首をかしげた。
「え? ケンジから聞いたわよ。あなた、もう長くないんでしょう?」
夫のケンジが、そんな嘘をついていたことに私は言葉を失った。
しかし、町子さんはさらに信じられない発言を続けた。
「まあ、あなたには悪いけど、私たちにとっては悪い話じゃないのよ。ケンジも若いし、まだ人生やり直せるもの」
「……それは、どういう意味ですか?」
「つまり、離婚してあげてちょうだいってことよ」
突然の離婚宣告だった。
私は入院中で、身体も精神的にも余裕がない状態だった。それなのに町子さんは、まるで決定事項のように話を進めていく。
「離婚届はケンジが持って行くから、あなたはサインするだけでいいわ。
体調も悪いでしょう? これが私なりの優しさなの」
優しさという言葉とは正反対の冷たい態度だった。
私は夫のケンジに直接確認することにした。
するとケンジは、あっさりと認めた。
「母さんから聞いたんだな」
「どうしてそんな話をしたの? 私たちは離婚の話なんてしていなかったよね?」
ケンジはため息をついた。
「俺の中では、もう夫婦として終わっていたんだ」
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=PbpLGe4QEBA&t=4s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]