「高市さんに負けて、面白くないでしょう?」――そんな意地の悪い一言が、スタジオの空気を一瞬で凍らせた。
政治評論家の田崎哲郎氏が、TBS系「ひるおび」にリモート出演した小泉進次郎防衛大臣へ、総裁選後の胸中を直球でぶつけたのだ。
進次郎大臣は、笑みを崩さない。まず「石破総理の下で農林水産大臣を務めた時も同じです」と前置きし、「競い合って敗れた身でも、勝った方から頼まれた仕事には全力を尽くす。それが私の考えです」と言い切った。
田崎氏が「できた答えですね」と笑うと、さらに踏み込み「内心、面白くない気持ちは?」と揺さぶる。だが返しは軽やかだった。
「結果を見ても分かる通り、議員票は一位を頂きました。ただ党員票は高市総理が圧倒的でした。負けるべくして負けて、今がある。」
敗北を“言い訳”にせず、“材料”にする。さらに「応援してくれた議員の活躍の場を、丸となって作らないといけない」と続け、党内の結束を強調した。
そして最後に、声の温度が変わる。「国内で割れている場合ではありません。防衛大臣は口にできない機微な情報にも触れる。だからこそ、団結が必要だと心の底から思います。」
中国など、これまで知り得なかった情報に触れたことで意識が変わった――そう示唆する言葉は、妙に重かった。
SNSでは「挑発を受け流すのが上手い」「負けを認めた上で役割に徹する姿勢が政治家らしい」と好意的な声が広がる一方、「田崎氏は失言を引き出したいだけでは」との批判も混じった。進次郎大臣の“素直さ”は、時に危ういが、吸収が早いとも言える。高市政権のもとで経験を積めば、敗北の意味すら武器に変えていくのか――注目は、次の一手に移っている。
少なくともこの日の答弁は、感情ではなく責任で返すという一点で揺るがなかった。意地悪な問いほど、人の器が映る――その教科書のような瞬間だった。
次回、同じ刃が向けられた時も、彼は笑って受け止められるのか。視聴者は、その成長を見届けようとしている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=lvtxWKzKb7c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]