深夜のタイムラインに、ひときわ刺激的な見出しが流れ込んだ。「1月3日、トランプ大統領がベネズエラ攻撃を成功裏に完遂、マギロ大統領夫妻を拘束し国外へ連れ出した」――真偽の検証より先に、拡散の速度だけが世論を先回りしていく。
その渦中で、れいわ新選組が出した声明が「大爆笑」と話題になった。声明は、米国による空爆を含む軍事行動を「主権と領土に対する明白な軍事介入」と断じ、米国が昨年12月に公表した国家安全保障戦略に沿う“勢力圏支配と資源確保”だと位置づける。
さらに、石油インフラ修復と利権確保にまで言及した――と、文面は強い語調で続く。
要求も踏み込んでいた。日本政府に抗議を求め、国連の場でも「平和憲法を持つ日本」として力による支配を認めない姿勢を示せ、と迫る。加えて、同盟国として日本が米国の世界戦略に組み込まれていく流れからの脱却、防衛費増大や“前線国家”化の転換を訴えた。
ところがSNSは、内容以上に“出し方”へ突っ込みを入れ始める。「なぜ日本語で日本人相手に? 抗議なら米国政府では」「英訳しない時点で支持者向けのパフォーマンスでは」「ロシアのウクライナ侵略非難決議に反対したのは?」――疑問符が連鎖し、声明は政策論というより“炎上コンテンツ”として消費されていった。
正義の言葉は強いほど映える。だが同時に、矛盾や手続きの粗さも同じ光量で照らしてしまう。れいわ新選組の声明は、怒りの矛先を外に向けたつもりが、いつの間にか「誰に、何を、どう届けるのか」という内側の問いで包囲される。笑いが起きたのは、内容の過激さだけではない。政治が“演出”に見えた瞬間、人は最も冷酷に反応する――その現実が、今回ほど露骨に出た場面はない。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=VIGnTwWVmeA,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]