京都の山間部に冷たい雨が降っていた。
三月下旬とは思えないほど空気は重く、南丹市園部町の空には、どこか不吉な静けさが漂っていた。
「まさか、こんなことになるなんて……」
近隣住民の誰もがそう口にした。
行方不明となっていた小学生・安立ユキ君。
その幼い命が、無残な形で発見された瞬間から、事件は単なる“失踪”ではなく、日本中を震撼させる凄惨な殺人事件へと変わった。
そして六月六日――。
京都府警は、父親である安立有希容疑者を殺人容疑で再逮捕した。
だが、捜査関係者が本当に戦慄したのは、“殺害”そのものではなかった。
遺体が、四度も移動されていたのである。
しかも、その行動は到底“衝動的”では説明できないほど、異様だった。
事件当日。
安立容疑者は周囲に対し、「朝、学校へ送って行った」と説明していた。
しかし、防犯カメラの解析と車両の移動履歴によって、その証言は崩れ始める。
ユキ君は学校に降ろされていなかった。
車は、そのまま町内の公衆トイレへ向かっていたのである。
警察は、その個室内で首を絞めて殺害した可能性が高いとみている。
解剖では死因不詳とされていたが、その後の捜査で「窒息死の可能性が極めて高い」と判断された。
だが問題は、その後だった。
遺体は最初、裏山付近に運ばれた。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=SQe5vFgdzt8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]