「芸人になりたいので辞めさせてください」—そう上官に退職を願い出た、自衛隊芸人のやす子。彼女は「君を駐屯地から出すわけにはいかない。君は社会でやっていけないから」と、自衛隊あるあるのような厳しい言葉で引き止められます。しかし、大食漢のやす子を見込んだ上官は、「ご飯、自由におかわりしていいから」という、まさかの魅力的すぎる条件を提示し、彼女を必死に慰留したのでした。
そんなやす子より先に自衛隊をネタにしていた芸人が、子安(こやす)です。相方いわく「できる自衛隊トークはゼロ」とのことでしたが、壮絶な体験はあったようで、「アスファルトの上で正座しながら1時間ぐらい水掛けられ続けた」というエピソードを披露し、浜田雅功を「それは今しゃべってもいいもん?」と驚愕させました。
現在、そんなこやすはやす子をライバル視しているとのこと。常人には想像もつかない過酷な経験と、どこか人間味あふれる上官との思い出。その両極端な記憶こそが、彼女たちのユニークな芸風の源泉となっているのかもしれません。