「お前さ、また食費に3万円も使ったのか?」
ある日の昼休み、夫の祐介から突然届いたメッセージに、私は思わず目を疑った。
我が家は夫婦二人暮らし。毎月の食費は約3万円。決して贅沢をしているつもりはなかった。むしろ、安い食材を選び、特売の日を狙い、栄養バランスを考えながらやりくりしていた。
それなのに祐介は、家計簿を見ただけで「無駄遣い」と決めつけた。
「大人二人分で食費3万円って、むしろ節約している方だよ」
そう説明しても、祐介は聞く耳を持たなかった。
「世間ではもっと安く済ませてる人もいるだろ。主婦なら節約くらいできるはずだ」
そして、信じられない言葉を口にした。
「じゃあ、来月から食費は5000円でいい」
一瞬、耳を疑った。
「5000円? 一か月を?」
1日あたり約166円。朝昼晩の食事を二人分作るなら、現実的に考えて不可能に近い金額だった。
しかし祐介は自信満々だった。
「俺が実家にいた時は5000円入れていた。それで問題なかった」
私はため息をついた。
「それはご両親が足りない分を負担していたからでしょう」
だが祐介は認めない。
「できなかったら離婚な」
冗談のような口調だった。
でも、その言葉が後に本当の離婚につながるとは、この時の祐介は想像もしていなかったと思う。
翌月から、私は本当に5000円生活を始めた。
祐介のお弁当の日には、白いご飯と梅干しだけの日の丸弁当。
「今日の弁当、なんだよこれ」
「5000円で一か月過ごすんでしょう?」
「……」
米5キロを買えば約1390円。その一食分を計算すると数十円。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=WH2xy_SkgHc&t=1s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]