「靖子、離婚だ」
会社帰りの電車の中で、夫・竹雄から届いた一言に、私は思わず画面を見つめた。
結婚して40年。
見合いで夫婦になり、息子の聡を育て、家事も育児も、夫の世話も、私は黙って背負ってきた。
それなのに竹雄は言った。
「お前には金は1円も渡さん。今すぐ出てけ」
冗談ではなかった。
帰宅すると、玄関先に私の鞄が乱暴に投げ出されていた。
その拍子に、中からくしゃくしゃに丸められた紙が転がった。
開いてみると、それは何度も書き損じたらしい離婚届だった。
「ずっと考えていた証拠だ」
竹雄は勝ち誇った顔でそう言った。
だが、翌日。
離婚届を出したあと、彼の余裕は少しずつ崩れ始めた。
健康保険の手続きを話すと、竹雄はようやく自分が私の扶養に入っていたことを知った。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DuvfsHmUoTI,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]