ある日の夕方、ポストを開けると見慣れない封筒が入っていました。
差出人を見た瞬間、私は少し嫌な予感がしました。
「神奈川県警……?」
頭の中に浮かんだのは、まさかの言葉でした。
「え……何かやったっけ?」
警察から届く郵便なんて、普通は良い知らせではありません。
恐る恐る封筒を開けると、中から出てきたのは1枚の通知書。
そこに書かれていた文字を見て、私はしばらく固まりました。
「交通違反の反則金の返納等について」
最初は正直、詐欺だと思いました。
警察を名乗る詐欺なんて、ニュースでもよく聞きます。
「反則金を返します」
なんて、怪しすぎる。
でも、書類をよく確認すると、神奈川県警の正式な連絡先やホームページの案内まで書かれていました。
念のため、自分でも調べました。
すると、過去にニュースにもなっていた内容と一致。
どうやら本物だったのです。
さらに読み進めると、驚くべき事実が書かれていました。
「本県警察官により不適正な交通違反の取締りが行われていたことが判明いたしました」
つまり、過去に受けた交通違反の取り締まりの中に、問題があったということ。
私の頭に、3年前の出来事がよみがえりました。
場所は小田原厚木道路。
その日、私は普通に運転していました。
周囲の車の流れに合わせて走っていたつもりでした。
すると突然、白バイが後ろにつきました。
そして告げられた言葉。
「速度超過です」
表示された速度は、制限速度より20kmオーバー。
私は思わず聞き返しました。
「え? 周りの車も同じくらいの速度でしたよね?」
でも、その時は反論しても状況は変わりませんでした。
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