14時10分、私はコンビニに併設されたATMで現金を下ろすため、店の前に車を寄せた。
駐車枠ではないことには気づいていた。
ただ、ATMを利用するだけなら数分で戻れると思ってしまった。
店内に入り、現金を下ろしてすぐ外へ出た。
スマートフォンの時刻は14時18分。
車を離れていたのは、わずか7〜8分だった。
ところが、フロントガラスには切った段ボールが何枚も挟まれていた。
車の止め方を非難する文字が書かれ、白いボンネットには茶色い液体が広範囲に飛び散っている。
「嘘でしょ……」
触って確認する前に、私はスマートフォンで車全体を撮影した。
段ボールの位置、液体の跡、周囲の状態も残した。
液体からは明らかにコーヒーのにおいがした。
私は店内へ戻り、レジの店員に尋ねた。
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