結婚式の日程が決まったのは、弟からの報告だった。結婚が決まったこと自体は嬉しく、心から祝福したかった。しかし、突然の電話で全てが変わった。
その日の午後、思いがけない番号から電話がかかってきた。最初はあまり意識せずに出たが、電話の向こうから聞こえてきたのは弟の嫁、つまり弟嫁の声だった。
「お義兄さん、結婚式には来ないでください。
」
その言葉に、一瞬、耳を疑った。どうして弟の結婚式に、私が来てはいけないのか。私は何も悪いことをしていないし、むしろ弟とその嫁の幸せを心から祝福したかった。
「は? 何を言っているんだ?」と、私は驚きながらも冷静に返すと、弟嫁はさらに言葉を続けた。
「お義兄さんが結婚式に来ると、みんなが気まずくなるんです。私の両親や親戚の前で、あなたが来ることに抵抗があるんです。」
「何が気まずいんだ? どういうことだ?」と、私は思わず声を荒げた。
弟嫁は少し沈黙した後、重い口を開いた。「だって、お義兄さんが...あの話があるじゃないですか。
結婚式でみんなに見られるのが恥ずかしいんです。」
その「話」とは、弟が結婚前に私に相談していたことで、過去に一度、弟嫁が我が家での出来事で少しトラブルを起こしたことがあった。それ自体はすでに解決済みで、何の問題もなかった。しかし、弟嫁はその出来事を根に持っていたのか、私が結婚式に出席することに強く拒否感を示していた。
私は怒りを抑えきれなくなり、言った。
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