布団の口元が凍る。
室内で水が張る。
暖房はない。断熱もない。
それでも、約60年前の北海道では――
人はほとんど死ななかった。
この事実は、今の感覚では理解しがたい。
同じ環境が現代の東京で起きれば、数日で低体温症と肺炎が急増し、
高齢者施設や病院は対応しきれなくなるだろう。
ではなぜ、昔は「凍死の大量発生」が起きなかったのか。
答えは単純だ。
人が寒さに強かったのではない。
寒さに“合わせた生活”をしていた。
昭和中期までの日本住宅は、
現代基準では「屋外に近い」環境だった。
単板ガラス、隙間風、床冷え。
45年前の東京でも、室内で氷が張ることは珍しくない。
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