城はまだ落ちていなかった。
それでも、少年たちは刀を喉に当てた。
なぜか。
誰が彼らをそこまで追い詰めたのか。
会津は、裏切ったわけではない。
約束を破ったわけでもない。
ただ「最後まで従った」だけだった。
徳川への忠義。
それは武士にとって誇りのはずだった。
だが時代が変わった瞬間、それは罪に変わる。
京都守護職――
この任を引き受けた時から、会津の運命は決まっていた。
都の治安を守り、朝廷を守り、幕府を支えた。
その働きで天皇から感謝の言葉まで受けた藩が、
数年後には「朝敵」と呼ばれる。
味方だった薩摩は敵になり、
尊王を叫んだ者たちは新政府軍となる。
昨日まで共に戦った相手が、今日は討つべき相手になる。
会津だけが、変わらなかった。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]