二〇〇〇年二月二日、「箱根八里の半次郎」で鮮烈にデビューした氷川きよし。端正なルックスと伸びやかな歌声で“演歌界のプリンス”と呼ばれ、
紅白23年連続出場という快挙を達成した。だが20年目の節目、彼はこう語る。「自分の中にある“女性的なもの”を、もう隠さない」。その日から彼の衣装も表現も大きく変化し、世間は歓声と同時に動揺を覚えることになった。
変化の中で飛び交ったのは、「豊胸したのでは」「性別適合手術を受けたのでは」という憶測。写真や衣装の陰影が勝手に“証拠”に仕立てられたが、医学的処置を本人が認めた事実は一度もない。
さらに二〇二二年、突然の活動休止。理由は「休養」とだけ発表された。実際には、長年のツアー疲労や声帯のケア、そして「自分として生きるための再調整」が必要だったのだろう。
歌は生き方が音になる──沈黙は新しい音色を探すための時間だった。
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