俳優・岩城滉一。『クールス』のメンバーとして若き日から注目を浴び、映画やドラマでは不良役から人情味あふれる役まで幅広く演じ、日本の芸能界に確かな足跡を残してきた。しかし、その華やかなキャリアの裏側には、想像を超える波瀾万丈の人生が隠されていた。
2003年、岩城は人生の大きな転機を迎える。東京都世田谷区に建設費約3億円をかけて建てた豪邸が、借金返済のため競売にかけられるという衝撃的な事態に陥ったのである。
事業や投資の失敗により膨らんだ負債は数億円規模とも言われ、特に在日朝鮮系の金融機関との関係が取り沙汰された。融資元とされる信用組合が破綻したことで資金繰りは一気に悪化。豪邸の維持費や固定資産税も重くのしかかり、返済のために新たな借金を重ねるという悪循環から抜け出せなくなっていった。

競売当日、岩城は報道陣の前に姿を現し、煙草をくゆらせながら「あなたたちに言うことじゃない」と語るその態度は、かつてのアウトロー的イメージを彷彿とさせるものだった。
最終的に豪邸は約1億6千万円で落札され、知人が関与していたのではないかという噂も流れた。これにより自己破産は回避されたものの、「借金を踏み倒したのではないか」という批判は後を絶たなかった。競売後も同じ家に住み続けているとの報道が疑念をさらに深め、世間の目は厳しくなっていったのである。
そんな中でも岩城の“こだわり”は変わらなかった。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=YvXMjPo-b3U,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]