十二月二十二日、卓球界の「泣き虫愛ちゃん」として知られる五輪二大会連続メダリスト、福原愛（37）に新たな転機が報じられた。女性セブンプラス、スポニチアネックスが、福原が一般男性と再婚し、さらに現在妊娠中であると伝えたのである。報道によれば、すでに安定期に入り、出産は来年早々を予定しているという。

　静かに積み重ねてきた日常が、ある日、見出しとともに世間へ解き放たれる――。X（旧ツイッター）では「福原愛さん」が一時トレンド入りし、祝福と戸惑いが入り混じった声が飛び交った。「温かく見守りたい」「今度こそ穏やかな日々を」と願う投稿がある一方、「あろうことかデキ婚」と眉をひそめる反応や、皮肉を帯びたコメントも少なくない。国民的な存在であった彼女ほど、幸福の報告でさえ一枚岩の拍手にはならない現実が、そこにあった。

　福原は2016年、卓球五輪の元台湾代表・江宏傑氏（36）と結婚し、長女（8）と長男（6）を授かった。

しかし2021年、離婚成立前後に「お泊まりデート」が報じられ、日本のみならず台湾、中国を巻き込む騒動へ発展する。かつて涙をにじませながらもラケットを握り続けた少女は、コートの外で別種の視線にさらされることになった。

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