安達容疑者がついに殺害を認めたことで、事件は「捜査」から「法廷」へと局面を移した。だが、この供述をそのまま真実として受け取るのは危うい。むしろ見えてきたのは、これからの裁判を見据えた、きわめて計算された言葉の並べ方だった。
まず、新たに浮かび上がった事実は三つある。
第一に、犯行現場が学校でも自宅でもなく、山の近くの廃墟だったという点だ。登校時間帯に、学校とは逆方向の人目につかない場所へ向かっていたというだけで、「衝動的な口論の末」という説明には大きな疑問が残る。日常の延長ではなく、最初から人目を避ける場所を選んでいた可能性が強い。
第二に、GPS解析で、容疑者が三週間の間に少なくとも四回、現場周辺へ戻っていたという事実である。ランドセルが見つかった前後、靴が置かれたとみられる時期、そして遺体発見直前。衝動的犯行の後であれば、普通は現場から遠ざかろうとする。にもかかわらず戻っていたのなら、それは遺留品の配置や発見状況を管理し、遭難を装う筋書きを整えていたからではないか。
そう疑われても仕方がない。
第三に、動機に関する証言だ。関係者によれば、容疑者は由紀ちゃんに注がれる母親の愛情に嫉妬していたという。しかも犯行翌日には台湾旅行が予約されていた。もしこれが事実なら、「連れ子を排除し、妻と二人の新生活へ進む」という、あまりにも身勝手で冷酷な構図が浮かび上がる。
そして、法廷で争点となるのも三つに絞られてくる。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=pSOQ1ASyFGw&t=6s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]