その日も、いつも通りギリギリだった。
朝は子どもを保育園に送り、
急いで出社して、誰より先に業務を回す。
遅刻もしてない。
仕事も落としてない。
それでも——余裕なんて一切ない。
そんな状態で席に座った瞬間、
机の上に付箋が置かれていた。
何気なく手に取って、固まった。
「日本の首相が言ってるように、馬車馬のように働いてください」
「シングルマザーとか関係ないです」
……は?
一瞬、意味が理解できなかった。
でも理解した瞬間、
一気に血が上がった。
関係ない?
いや、あるに決まってるだろ。
仕事して、子ども育てて、
時間も体力も削って回してる現実を、
全部無視してこの一言?
しかも——
これ、口じゃない。
“書いてある”。
つまり逃げられない証拠。
その瞬間、怒りがスッと冷めた。
ああ、この人、終わったな。
そう思った。
これまでも小言はあった。
遠回しな嫌味もあった。
でも今回は違う。
・差別的発言
・業務外の強制
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