「最近、父がもの忘れをすることが増えてきた気がする…。」
兵庫県明石市の中山クリニック、整形外科専門医の中山純一です。
今回は、日常生活の中で知らず知らずのうちに進行する認知機能低下、いわゆる軽度認知障害や認知症のリスクについて、最新研究を交えてわかりやすく解説します。
まず押さえておきたいのは、認知症は決して高齢になってから突然発症するわけではないということです。脳内の変化は何十年も前から少しずつ始まり、知らぬ間に積み重なっていきます。軽度認知障害(MCI)はその前段階で、記憶力の低下が見られるものの、日常生活には大きな支障はありません。しかし、この段階で介入を行うことが、後の認知症リスク低減に非常に重要です。
最近の研究では、適切な生活習慣が認知症リスクを大きく変えることがわかっています。まず注目したいのは昼寝です。三十分以内の短時間の昼寝を週に一回から三回取り入れる高齢者は、昼寝をしない高齢者に比べて認知機能低下のリスクが最大で53%も低下するという結果があります。
長時間の昼寝は逆にリスクを高めるため、ポイントは「短く、午後の早い時間に」です。
次に注目したいのはコーヒーです。一日に二杯から四杯のコーヒーを摂取することで、アルツハイマー型認知症のリスクが約30%低下すると報告されています。特にフィルターで入れたコーヒーが効果的で、カフェインとポリフェノールが脳の神経活動を活性化し、炎症を抑えることがわかっています。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=mDj2CzgMUZU,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]