関西にはかつて、プロ野球の熱い戦いが繰り広げられた数々の球場が存在しました。阪神タイガースやオリックス・バファローズが活躍する現在の甲子園球場や京セラドーム大阪だけではなく、これらの球団を支えていたかつての球場たちは、多くのファンに愛され、地域の象徴ともなっていました。しかし、時代の移り変わりとともにそれらの球場は姿を消し、その跡地には新しい施設が建ち並んでいます。
西宮球場:かつての熱狂の中心地
まず訪れるのは、西宮球場の跡地です。この球場は阪神タイガースの二軍の本拠地として長い間使用されてきましたが、プロ野球の歴史においても重要な役割を果たしました。1924年に開場した西宮球場は、戦前から戦後にかけてプロ野球や高校野球の舞台として多くの名勝負が繰り広げられ、特に1950年代から1970年代にかけては、阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)の本拠地として使用されました。
しかし、阪急ブレーブスが移転した後、1987年にはプロ野球の試合が行われなくなり、1995年の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けたことを機に解体されました。その跡地には現在、商業施設「ららぽーと甲子園」が建設され、かつての熱狂が息づいていた球場は完全に姿を消しました。しかし、施設の一部には当時の球場の痕跡を残すモニュメントが設置されており、往年の野球ファンたちはここを訪れ、かつての記憶を蘇らせています。
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