脳梗塞――聞くだけで身が引き締まる言葉だ。突然倒れ、命を落とすことも、助かっても重い後遺症が残ることもある。長嶋茂雄さん、西城秀樹さん、安倍静江さん、磯野貴理子さん…。そう、身近な著名人でさえ、その影響を受けている。あなたや家族が同じ状況に陥る前に、初期症状を知っておくことが命を守るカギになる。
脳梗塞とは、脳の血管が詰まり、酸素や栄養が脳細胞に届かなくなる病気だ。
酸素不足が続くと、脳細胞は壊死し、再生は不可能になる。運動を司る部分で起これば手足の麻痺、言語を司る部分で起これば言語障害が生じる。呼吸や循環の調節が障害されれば命に関わる。だからこそ、早期発見が極めて重要だ。
朝食をとっている最中、箸が手から滑った。歩こうとしても片足を引きずってしまう――これが最初のサインかもしれない。脳の運動指令がうまく伝わらず、片側の手足に力が入らなくなることがある。左右どちらかに力が入りにくい場合、脳梗塞の初期症状を疑うべきだ。
片側の手足がしびれる、水やお湯に触れても温度が感じにくい。
感覚の違和感は軽視されやすいが、脳の感覚指令に障害が出ている証拠だ。左右差を意識し、異変を感じたら早めに行動することが重要だ。
会話中、言葉がうまく出てこない、舌や唇の動きがぎこちない――これも脳梗塞の初期症状だ。運動性や感覚性の言語障害が混在すると、言いたいことが出てこなかったり、相手の話が理解できなくなることもある。
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