私の名前は絵里子、33歳。5歳の娘を持つ専業主婦です。夫の有二とは友人の紹介で出会い、結婚してからは幸せな家庭を築いてきました。しかし、そんな平穏な日々が壊れたのは、娘・ヒノキが3歳の時。小さな体に宿った命を守るため、私たちは絶望的な闘いを強いられました。
ヒノキは突然、発熱と体調不良を繰り返すようになり、病院に連れて行ったところ、医師から告げられたのは「悪性リンパ腫」
入院生活が始まり、私は仕事を辞めて娘に寄り添うことを決めました。夫の有二も時々仕事を休んで病院に来てくれましたが、私はほとんど家を離れず、ヒノキのそばで過ごしました。抗がん剤の治療や血液検査、輸血など、辛い治療の中で、ヒノキはいつもニコニコ笑顔を見せてくれました。小さな体で痛みをこらえ、私たちを安心させるかのように明るく振る舞ってくれました。
その中で一番嬉しかったのは、ヒノキが描いた絵を見せてくれたことです。私たちを描いた絵を見せてくれたその瞬間、心の中に温かいものが広がり、涙がこぼれました。病室でもたくさん話をしてくれるヒノキの明るい声に、私たちは元気をもらいながら、日々を過ごしていました。
しかし、何度も病気が戻り、治療を繰り返す中で、ヒノキの体は次第に弱っていきました。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=lTGDlX5pc8M,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]