夜明け前の静かなスタジオを抜け、山本洋子はひとり座っていた。華やかな舞台の光が彼女の顔を照らすが、その瞳には過去の痛みと深い悲しみが宿っている。彼女は生涯結婚することはなかったが、二度の恋人を自殺で失っている。そのうちのひとり、起田博行は山本洋子よりも二十一歳年下で、二人は確かに愛を育んでいた。
起田博行の人生は波乱に満ちていた。
彼は不動産業やゴルフ会員権を扱う家庭に生まれ、幼少期から独自の感性を持って育った。原宿の歩行者天国で踊る姿をスカウトされ、アイドルとして華々しいデビューを果たす。デビュー曲は大ヒットを記録し、ドラマ『金八先生』第二シリーズにもレギュラー出演するなど、将来を約束されていた。しかし、人気が出始めたにもかかわらず、ジャニーズ事務所の圧力により主要な音楽番組への出演は制限され、CM契約も限られていたという。
それでも起田は俳優への転身を図り、個人事務所を設立して活動を続けた。しかし、作品に恵まれず、脇役に甘んじることも少なくなかった。1999年3月27日、36歳の若さで自宅で命を絶った。
報道では仕事の激減や多額の借金が原因ともされるが、ジャニーズ事務所と暴力団との関係が指摘される中、他殺の可能性も囁かれた。
山本洋子との馴れ初めはドラマでの共演にさかのぼる。山本は教師役、起田は生徒役として共演し、撮影の合間には親密な時間を過ごした。六本のクラブでの目撃情報や、マンションへの出入りが報じられ、世間の注目を集めた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=gae0rNUhiT8&t=3s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]