午前8時10分、私は息子をいつものベビーシッターに預けた。
家を出る前に測った体温は36.7度。
食欲もあり、機嫌も悪くなかった。
18時30分に迎えに行くと、シッターは笑顔で息子を抱き渡した。
「昼食も食べましたし、昼寝もできました」
体調についての報告は、それだけだった。
帰宅して息子を入浴させようと服を脱がせたとき、私は左脇の下に見慣れない物が貼り付いていることに気づいた。
直径数センチほどの、淡い緑色をした丸い機械だった。
表面には「momcozy」と刻まれている。
「何これ?」
息子に尋ねても、困ったように私を見つめるだけだった。
私は肌を傷つけないように粘着部分をゆっくりとはがした。
機械には画面もボタンもない。
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