コインパーキングに入った瞬間、思わず二度見してしまいました。
そこは、駅前にある小さな駐車場でした。買い物を済ませるために少しだけ車を停めようと思い、空いている場所を探していたのですが、入口近くの一角で明らかにおかしな光景が目に入りました。
「軽自動車専用」と書かれたスペースに、普通車が堂々と停まっていたのです。
しかも、ただ停まっているだけではありません。
白線を大きくはみ出し、隣のスペースにまで車体がかかっていました。隣に停めようとしていた軽自動車の持ち主らしき女性が、困った顔で何度も切り返していましたが、どう見ても入れられる幅ではありません。
私は少し離れた場所に車を停め、様子を見ていました。
その普通車のドライバーは、戻ってくる気配もありません。車内には誰もいない。フロントガラスの内側には、コンビニの袋とペットボトルが置かれていて、急いで停めたというより、最初から何も気にせず置いていったように見えました。
しばらくして、隣に停められず困っていた女性が、駐車場の管理会社に電話をかけ始めました。
「軽専用のところに普通車が停まっていて、線もかなりはみ出しているんです」
その声は怒っているというより、完全に困り果てている感じでした。
私も念のため、看板に書かれていた管理会社の番号を確認しました。コインパーキングは無人です。こういう時、直接注意してトラブルになるのも怖い。だから、写真を撮って、時間と場所が分かるように記録しておきました。
それから10分ほど経った頃、ようやく普通車の持ち主らしき男性が戻ってきました。
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