132万円のブレスレットをなくしたと気づいた瞬間、私はその場で血の気が引きました。
ヴァンクリのピュアアルハンブラ。
自分へのご褒美として、何年も迷って、ようやく手に入れた大切なブレスレットでした。
家に帰って手首を見た時、そこにあるはずの輝きがありませんでした。
バッグの中、車の座席、玄関、洗面所、服の袖。思いつく場所は全部探しました。けれど、どこにもありません。
「どこで落としたんだろう……」
その日、私はスーパーにも寄ったし、薬局にも行った。途中でコンビニにも立ち寄りました。けれど、どのタイミングで外れたのかまったく分かりません。
金額ももちろん大きい。
でもそれ以上に、あのブレスレットには、自分の頑張ってきた時間や思い出が詰まっていました。
警察に落とし物の届け出も出しました。
行った場所にも電話しました。
でも返ってくる答えは、どこも同じでした。
「今のところ届いていません」
3日目の夜には、もう半分あきらめていました。
高価なものだし、もし誰かが拾っていたとしても、戻ってこないかもしれない。そう思うと悔しくて、情けなくて、眠れませんでした。
けれど翌日、ふと頭に浮かんだんです。
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