私は美月。医大に進学するも、周囲の期待に応えられず、結局中退してしまった。それからは、社会で自分の居場所を見つけるために必死で生きてきた。しかし、そんな私を捨てたのは、他でもない私の家族だった。
私の家族は、代々医者の家系で、名門医院を継ぐことが期待されていた。しかし、私が医大を中退したことを契機に、家族は私を完全に切り捨てた。
父も母も、何一つ優しさを見せることなく、私を見放し、私を無能な人間だと決めつけてしまった。特に、兄はその後も私を馬鹿にするような言動を繰り返し、私を一切支えようとはしなかった。
そんな家族から完全に切り離されて、私は一度も連絡を取らずに過ごしていた。時間が経ち、私も大人になり、自分自身の力で新たな道を切り開くことができるようになった。それでも、家族との縁は一切戻ることはなかった。
ところが、ある日、兄から一通の招待状が届いた。結婚式の招待状だった。心の中で、「なぜ今さら?」と疑問に思ったが、兄の結婚式に出席しなければならない理由があった。それは、私が数年前に行った医療関連の大きなプロジェクトで、大成功を収めたことだった。
この成果があったからこそ、私は今の自分に自信を持つことができていた。そして、その成果を見せる時が来たのだ。
結婚式当日、私は普段は着ないような立派な服を身にまとい、会場に向かった。久しぶりに会う家族との再会に、少し緊張していたが、それと同時に、自分の成長を見せることができるチャンスだと思っていた。
結婚式の会場に到着すると、すぐに家族と顔を合わせることになった。
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