義母が娘に向ける視線には、いつも棘のような冷たさがあった。
まだ幼い子どもに向けるものとは思えないほど厳しく、時に残酷で、私はそのたびに胸の奥がざわついていた。娘は少しふっくらした体つきで、それは成長期の子どもとして決して珍しいことではなかった。それでも義母は会うたびに「食べさせすぎじゃないの」「このままじゃ将来困るわよ」と、聞こえるように嫌味を口にしていた。
私はそのたびにやんわりとたしなめてきた。
子どもの体型を面白半分にいじるようなことはやめてほしい。まだ傷つきやすい年頃なのだから、と。けれど義母はまるで聞く耳を持たなかった。むしろ「この子のためを思って言っているのよ」と、自分の言葉を正当化するばかりだった。
その日も、私はどうしても外せない用事があり、ほんの数時間だけ娘を義実家に預けることになった。本当は気が進まなかった。だが夫は仕事で不在、頼れる相手もおらず、義母は妙に機嫌よく「任せてちょうだい」と言った。短い時間なら大丈夫だろうと、自分に言い聞かせるしかなかった。
しかし、その判断がどれほど恐ろしい結果を招くところだったのかを、私は夕方になって知ることになる。
私が迎えに行くより少し早く、義母は近所へ買い物に出かけたらしい。その際、娘を一室に閉じ込め、内側から開けられないようにしたうえで、部屋の暖房を強くつけたまま家を空けていたのだという。しかも出かける直前、娘に向かってこう言い放ったらしい。
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