今日は、ひとりの「おじさん」の愚痴だと思って読んでください。
田中亮二、52歳。
地方の建設現場でずっと働いてきた職人です。
そして今は「肺がん・脳転移」の患者です。
子どもの頃からずっと働いてきました。
小学校の低学年で牛の世話、中学は本当は続けたかったけど、
「兄弟に行かせてやれ」と言われて、畑仕事。
酒もたばこもほとんどやらない。
近所からは「働き者で怒らない、真面目なやつだ」と言われてきました。
22歳のとき、家が半分崩れました。
父が胃がんの末期だと分かり、貯金は全部治療費。
それでも助からず、その10年後には母も亡くなり、
気がつけば、両親のいない人間になっていました。
結婚して、娘が生まれて、もっと働きました。
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