突然ですが、あなたは自分の体が発している小さなサインに気づいていますか? 国立医学部で300冊以上の論文を読み尽くし、とある病院で働く私は、心臓病が起こる前に出る危険サインを見逃すことの恐ろしさを日々実感しています。心臓病は高齢者だけの病気と思われがちですが、若い世代でも増加傾向にあり、原因は運動不足、睡眠不足、ストレス、肥満、そしてファストフードや加工食品の過剰摂取です。
放置すると、命に関わる結果を招く可能性があります。
まず最初に知ってほしいのは、冷や汗や顔面蒼白です。心臓のポンプ機能が低下すると全身に十分な血液が届かず、体は必死に血圧を維持しようと自律神経を働かせます。その結果、安静にしていても冷や汗が出たり、顔が真っ白になることがあります。「ただの緊張だろう」と見逃さず、何もしていないのに頻繁に起きる場合は要注意です。
次に、背中や首の痛み。心臓病の一部、大動脈解離による痛みは首や胸、背中、腰など場所によって感じ方が変わります。いつもの肩こりや腰痛とは違い、マッサージやストレッチで改善されない場合は、心臓病の前兆かもしれません。
さらに意外なサインとして
顎の痛みがあります。これは関連痛と呼ばれる現象で、心臓に痛みが発生しても、脳が皮膚の方に痛みを誤認してしまうことから起こります。特に左側の顎に症状が出やすく、単独では判断が難しいものの、他の症状と重なれば注意が必要です。
また、左腕や手のしびれも見逃せません。急に起こる場合は関連痛の可能性に加え、新アミロイドーシスの進行による心臓機能低下が原因のこともあります。
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