二〇二四年十一月三日、コロナ禍で長く中断されていた宮中茶会が、五年ぶりに開かれました。文化勲章受章者や文化功労者を招くこの場は、単なる歓談ではありません。日本の学術、芸術、文化を支えてきた人々に敬意を示し、皇族方の教養や対話力が静かに問われる、格式ある時間でもあります。
その席で、思いがけず注目を集めたのが、愛子さまと佳子さまの対照的な振る舞いでした。
同じテーブルにつかれたお二人は、慶応大学名誉教授の田代和生氏と会話を交わされました。研究の話題になった時、佳子さまは「いろいろな資料をお調べになっていらっしゃるんですよね」と尋ねられたとされています。決して失礼な言葉ではありません。しかし、文化勲章受章者を前にした問いとしては、やや一般的で、会話が広がりにくい印象を与えたのも事実でした。
その瞬間、場の空気を柔らかく変えたのが愛子さまでした。
「実際に現地に赴かれることもあるのですか?」
この一言で、会話は一気に深まりました。資料を読むだけでなく、研究者が現地に足を運び、空気を感じ、土地に残る記録や人々の記憶をたどる。その営みの本質を理解していなければ出てこない問いでした。田代氏にとっても、自らの研究姿勢を語るきっかけとなり、茶会の空気は穏やかな緊張から、知的な対話へと変わっていったといいます。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Fy2A42D5rVw,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]