脂肪肝を改善させるなら体重減少だけでなく「脂肪」にこだわるようにしましょう。
脂肪にも大きく分けて「不飽和脂肪酸」
飽和脂肪酸とは、脂肪酸のうち炭素同士の二重結合を持たない脂肪酸のこと。牛や豚の脂肪やバター、マーガリンなどの動物の脂肪に多く含まれます。飽和脂肪酸はエネルギーの生成やコレステロール値を上げる効果があり、脂肪肝にとっても悪い影響を与えることがわかっています。
一方、不飽和脂肪酸とは炭素同士に二重結合を含む脂肪酸のこと。植物性油脂や魚介類に多く含まれます。体内で合成できず、食事で摂る必要がある「必須脂肪酸」も不飽和脂肪酸です。
実は、この「不飽和脂肪酸の摂取」
例えば、ドイツで行われた258名を対象とした3年にもわたるランダム化試験によると、不飽和脂肪酸とタンパク質を積極的にとったグループはBMIの変化は対象群と同じなのにも関わらず、12か月後の肝臓の中の脂質の量が大きく42%も低下することがわかっています。(対照群22%減少)
また、不飽和脂肪酸の多い地中海食と低脂肪高炭水化物を比較した試験では、画像で見た時の脂肪肝率は、
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