本連載では、さまざまな食事や飲み物の健康効果について解説してきました。
特に生活習慣病がある人は、自分の病気に効果のある食習慣が気になることでしょう。下図のように病気と一対一対応でまとめることもできます。
【出典】『40歳からの予防 医学医者が教える「病気にならない知識と習慣74」』
もうお気づきの人も多いと思いますが、特定の病気に「だけ」効果がある食品は少ないのです。「体によい食べ物」は複合的な理由で体によい作用を及ぼします。病気ごとに区切って対策をする意義は少ないかもしれません。
そのため病気と一対一対応で考えるというよりは、現段階のデータとして出ている「体によいとされている食習慣を全体的に増やし、悪いとされている食習慣を減らす」
そして正しい知識を身につけたうえで重要になるのが「継続できる」調整をしてあげるということです。
例えば、特にこだわりなく目玉焼きにベーコンを載せる習慣がついている人だったら、「ベーコン(加工肉)が大腸がんのリスクを上げるという事実を知ったうえで、ベーコンをやめてみる」
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