令和のいまも、日本のお笑いを語るとき松本人志の名は避けて通れない。その巨大な存在感は、称賛と同じだけの反発をも生む。批判した者はどこへ行き着いたのか――その“末路”をたどると、芸人という生き物の業(ごう)が見えてくる。
発端は2017年。脳科学者・茂木健一郎の「日本のお笑いは終わっている」発言をめぐり、松本は番組で軽くいなし、中田は茂木に同調した。「大御所の評価一つで若手の未来が左右される」。以後、中田はラジオやSNSで距離を縮めず、2023年には登録者500万人超のYouTubeで「松本人志への提言」を公開。M-1、キングオブコント、IPPONグランプリ…「全部のジャンルで審査委員長が松本さんという“とんでもない状況”。
業界のためにならない」と切り込んだ。
業界の空気は一変する。上沼恵美子は「責任感で審査している」と松本を擁護、トミーズ雅も「背負っているものが違う」と反論。吉本は中田に“和解”を促すが、中田は謝罪を拒否。松本はXで「二人だけで話せばいい」と呼びかけた。結局、対談は宙に浮いたまま。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8MdbZ1ZQi6E,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]