「3人目の出産。
夜中の病院にいたのは、私ひとりだった。」
この一文で、あの夜の空気がすべて蘇る。
廊下は静かで、時計の音だけがやけに大きく聞こえた。
結婚10年。お腹の中には6か月の命。
その頃、私はまだ、家族は一つだと信じていた。
夫の不倫が分かったのは、妊娠6か月のときだった。
問い詰めると、夫はあっさり認めた。
そして、その瞬間から、まるで別人になった。
謝罪はない。迷いもない。
彼は家族より、不倫相手との生活を選んだ。
「切り替えた」と言わんばかりに。
出産の日、夫は病院に来なかった。
義理の家族も、誰一人として来なかった。
夜中、陣痛に耐えながら、私は一人で子どもを産んだ。
生まれたその日も、
翌日も、
夫は我が子に会いに来なかった。
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