初期の2型糖尿病では、症状が出てこないことが多いので注意が必要
2型糖尿病の人では、何年にもわたり症状が現れないか、あってもごく軽い症状になります。しかし、血糖値が160~180mg/dLを超えると尿中に糖が出てきて、血糖値が上がるにしたがって腎臓が大量の糖を薄めるために余分な水分を排出して、尿を過剰に作るようになるので、大量の尿が頻繁に出るようになります。
参考:日本糖尿病学会 編・著: 患者さんとその家族のための糖尿病治療の手びき改訂第58版, p.
血糖値が高いまま長い間放置すると合併症が起こる可能性が高まる
血糖値がとても高い状態が長期間にわたって続くと、多くの場合、糖尿病の合併症が起こります。合併症は糖尿病になって数ヵ月のうちに始まるものもありますが、その多くは数年が経過してから症状が現れます。
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