私は昔から、人に頼まれると断れない性格だった。
困っている人を見ると放っておけず、「少しくらいなら大丈夫」と自分の予定を後回しにしてしまうことが多かった。しかし、その優しさを都合よく利用する人がいることを、私はある知人との関係で思い知らされた。
その相手は、近所に住む知人の美奈さんだった。
最初の頃は、とても気さくで話しやすい人だと思っていた。
買い物の話をしたり、近所の情報交換をしたり、会えば自然に会話が弾む関係だった。
しかし、ある日を境に、美奈さんからの連絡内容は少しずつ変わっていった。
「今度の日曜日、駅まで送ってくれない?」
最初は単なるお願いだと思い、私は快く引き受けた。
「いいですよ。時間を教えてください」
すると美奈さんは、それから何度も私に車を出してほしいと言うようになった。
病院まで送ってほしい、買い物に付き合ってほしい、遠い場所にある店へ連れて行ってほしい。理由は毎回違ったが、共通していたのは「自分では車を出したくない」ということだった。
もちろん、最初のうちは何も思わなかった。
でも、次第に違和感が積み重なっていった。
約束の時間になっても準備ができていなかったり、ガソリン代を負担する素振りもなかったり、こちらの予定を確認せず一方的に「お願いね」と決められることが増えていったのだ。
ある日、私は勇気を出して伝えた。
「ごめんなさい。最近、車を出すことが多くて少し負担になっているから、これからは毎回は難しいです」
すると美奈さんの表情が変わった。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=0FqZX7ewx3w,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]